ADHDとHSP

マナー本と捉えて読めば、お互い無理することはない。【ADHD 注意欠陥・多動性障害の本】

現在、在宅勤務をしているワンオペウーマンです。
小学校がコロナ休校になり、自分は在宅勤務、子どもはゲーム・・・となってしまったわずか1カ月。

とある方のTwitterが目に留まり、思わず・・・

ワンオペ子育てウーマン
ワンオペ子育てウーマン
ADHDの症状ですね。

と、言った気づきから始まりました。

そう、実は隣に座っていた子どもの行動が、ADHDの行動だったということ。

あの時、さらっと『そうなんです~。薬も飲んでます。』と返事を返してくれた方だったから、自分も子どもがADHDになっていると病院に連れていくことが出来たのです。
今では本当に感謝しています。

今回は、【ADHD 注意欠陥・多動性障害の本】について記します。

 

 

あなたもわかるADHD【ジャイアンとのび太】

 

この本はADHDについてわかりやすく書かれています。
ADHDってまず何?と、わからない人も多いです。
数年前に大人のADHDという言葉がTwitterをにぎわしていたので、自分も何となくは気にしていました。
気にしていたという理由のひとつとして、遺伝性があるからです。
ADHDの診断テスト項目を見て、自分は背中に冷や汗が流れました。
半分以上の項目に、見覚えがあったのです。
いくつか注意されたことがあります、相方に。
そう、ADHDの傾向が強いのは、相方・・・子どもの父親です。

ついでに、その時は耳慣れていない、HSPの診断テストもしてみました。
自分はADHD的な要素よりもHSP要素が強かったです。
HSPは病気に該当するよりも、自分でルールを決めて手を抜くことが緩和剤となります。
しかしADHDは神経伝達物質の異常、神経伝達物質であるドーパミンの濃度が少なくなり、一般的に抑えられる衝動の限度がちょっと外れやすくなってしまう病気なのです。

そんなこと言われてもADHDを理解しろと言われてもわからないよ!と言いたくなりますよね。
昭和後期のドラえもんを見ていた方は、理解が早いかもしれません。
実は、ADHDの行動のひとつはジャイアン的な行動です。
あなたはこんなことを思い浮かべるのではないでしょうか?

ジャイアン的な行動

衝動的
感情の起伏が激しい
リーダーシップ
活動性が異常に高い(多動)
危ない遊びが好き

ドラえもんなんて観てないよ!という方は、昭和時代のドラえもん映画を1本観てください。
俺が!俺が!と動き回り、勝手に敵につかまる・・・というパターンがあります。
音痴な癖に歌いだすこともあり、ドラえもんとのび太君はよく逃げています。

あ、理解できましたか?
学校に一人ぐらい、そんな子どもいましたよね?

ところで・・・。
驚くかもしれませんが、のび太君もADHDなのです。

のび太的な行動

気が散りやすい
忍耐力がない
人の気持ちはわかる
忘れ物が多い
心に乏しい

本を読んでいて頭が真っ白になりました。
何で真っ白になったかって・・・。
子どもには両方の特性が出ているのです。


ADHD:一番理解しなくてはならないのは親であるということ。

つい、人間は周りの人間や、自分の成長スケールと比べてしまうことがあります。
どうしてできないんだろうと感じ、同じ成長状態にさせなくてはと焦り、強く注意をしたり、場合によっては体罰を行ってしまうことがあります。

でも、それらをして成長することはありません。
特にADHDの子にはそれを行うと、親子の関係が悪化してしまうケースがあるそうです。

とはいえ、ADHDの子に気ままな行動をさせ続けるということが良い行動ではないのです。
間違っていることに対しては間違っているといい、よくできたところは認め、褒めることをしっかり行うのです。
そうすることで、ADHDの子は相手を信用し、大事にされているということを意識するのです。

書くのは簡単ですが、これは本当に大変で・・・。
ママに笑ってほしいからと、笑わせることをいう子どもに対し、『聞いてなかった』という言葉を伝えると、丸くなっていじけるのです。
いやいや、こっちだって掃除していて聞いてないわ・・・と、突き放したいのですが、それを行ってしまうと30分ぐらい黙ってしまうのです。
訳を話し、聞いてあげられてなくてごめんねと謝り、もう一度やってくれる?と、話さないと復活しない。

よく子どもにあるケースだよ!と、軽く感じるかもしれませんが、昨年はこんなことはほぼなかったのです。
これがADHDという病気なんだという理解が出来るか、出来ないか。
これが親として必要な第一歩なのです。


ADHD:親子の付き合い方+周りの理解が必要。

この本には、ジャイアン型ADHD、のび太型ADHDの付き合い方が書かれています。
それと同時に、成長の合わせて発症するADHDの症状についても記載があります。

ADHDの行動はどちらかというと怠けているとみられることが多いのです。
でも、それはADHDという症状のひとつなんだと親が認め、周りに協力を頼むことが大事なのです。
周りから怒られてしまうこともADHDを持っている方は多いそうです。

でも、自分も親になって何度も考えるのですが、怒るのは簡単で、そのあと本人に自覚を促すために突き放すことはとても楽なのです。
怒った後、次にどうやって失敗しないようにするのかを一緒に考えるのが、実はとても大事なのです。
何度注意してもどうしても出来なかったら、次はどうやったら出来るのかを一緒に考えなくてはならない。
これが一番大事なのです。


まとめ【ADHD 注意欠陥・多動性障害の本】

ADHDの症状を認める、その先の人柄を大事にする。
それがこの病気を理解する最大の必要事項です。
とても胃が痛くなるようなこともあるかもしれませんが、今は薬を処方してもらって治療する方法もあります。
だから、治らないかもしれないという不安はありません。
服用中だけでも、あなたはADHDから解放される瞬間はあるのです。

まだ、自分の子どもは薬が処方される段階まで悪化していないので、緩く向き合いながら通院治療をしています。
忘れ物が増えてくると、ADHD症状が出てきたな・・・と感じ、通院させなくてはと感じました。
ただ、コロナ禍で毎日新規感染者が1500人以上も出ている中、子どもを連れて治療に行くわけにはいかず。
学校の連絡帳に忘れ物が増えてきていることを伝え、ADHDの症状が出ていることを担任話しました。
新規感染者が減少したら、通院させる旨も記しました。

実はこの行動だけでも、子どもは守られていると感じ、ADHDが緩和されてくるようです。
ADHD症状が強くでるポイントとして、ストレスもあるようです。
緊急事態宣言が出た直後に、忘れ物が連日出ました。

この病気は緩和はされますが、生きている限り続くものと考える方が良いのかもしれません。

なるべく子どもが楽しく過ごせるよう、またADHDを自分自身で向き合い、対処する方法を考えられるようになるよう、自分も読書を続けながら子育て方法を考えていきたいですね。

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