【歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。】
と、歌ではないですが音楽鑑賞をしてきました。
歌謡曲を聞いているよりも、どちらかというとインストゥルメンタルを聞いて作業している方が好きなタイプ。
必然と昔、演奏会に行っていたバンドネオンを聞いてしまったりすることもあります。
コミック連載から楽しく読んでいた青のオーケストラが2023年4月よりアニメ化。
そしてまさかのN〇Kということもあり、番宣含め演奏を聴くのが毎週楽しみだったりします。
もちろん、青春群像劇なので、思春期の少年少女のわちゃわちゃぶりも心躍るエピソードではありますが。
さて、そんな青のオーケストラ、なんとN響コラボがあることを知り。
小学生も入場OKということもあり、喜んでチケットを購入してしまいました。
ワンオペ子育てウーマン
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コンサートは年齢制限があります。小学生OK等は少ない。
毎年音楽会を楽しみにしているという方には、本当に妊娠出産育児という過程において、一番楽しめなくなるのが生演奏の音楽。
最近は少しずつ増えてきましたが、基本赤ちゃん、未就学児の同伴はNG。
でも、一番耳がいい時期は赤ちゃんと未就学児なんですよね。
記憶にも残りやすいですし。
だから、自分は・・・子ども同伴でも怒られることがない、ディズニーシーのBIGBANDBEATに散々お世話になりました。
まぁ、子どもなんて泣くことはなかったですが、開演まで興奮して騒いでいましたが、ミッキーがドラム叩くころには爆睡していることが多く・・・。
チケットとって昼公演、並んでラスト公演を見るということなどしょっちゅうでした。
他にも、どうしても音楽に癒されたくなって・・・地域の教会クリスマスイベントにも出かけてみたり。
海外事情はわかりませんが、日本事情ではなかなか音楽会に未就学児と出席することはハードルが高いものでした。
(※未就学児OKな演奏会もありますが、チケットも高いし、人気演奏家の場合が多く完売が早い。)
N響×青のオーケストラ 演目は良く知っている楽曲がメイン
今回のN響×青のオーケストラは、アニメコラボということもあるのでしょうか、主人公たち高校生の世代にオーケストラを普及させることを想定しているのか、小学生、中学生、高校生は1500円のチケットでした。
4月に購入した時はまだ、30席ほどありましたが、当日には既に完売しており、もちろん当日券はありません。
席ランクはなかったので、販売開始直後にチケット入手できた方にとってはとても幸せだったのではないでしょうか。
この演奏の模様はEテレ 6月11日(日)午後15時55分から16時55分に放送するよ。
そのあと、5分間の青オケ講座があり、午後17時00分から17時30分までが青のオーケストラ本編の放送!
演目はアニメでも流れている曲がメインです。
ですが、今回の演奏会用にアレンジもされていましたが、原曲を損なうことはなかったです。
演奏会に参加されている方々は、音楽を嗜んでいらっしゃる方が半数?
ヲタっぽい方々が多いのかな?と思いきや・・・。
実際は音楽を聴くのを楽しみにしている方という印象が強かったです。
もちろん、小学生低学年のお子様もおみかけしました。
手にヴァイオリンケースを持っているお子様も拝見したので、憧れの指揮者、憧れのヴァイオリニストに会いに来た!という意気込みの方だったのかもしれませんね。
N響×青のオーケストラ 演目は良く知っている楽曲がメイン
演奏した曲は以下の通り。
聞いたことがある!という方も多いかと思いますが、どこで聞いたか勝手にコメント入れていきます。
スッペ/喜歌劇「軽騎兵」序曲
吹奏楽の音色から始まる軽快なリズムが特徴の音楽。
ディズニー好きの方ならご存じかもしれませんが、ミッキーマウスのコメディタイム、ミッキーのオーケストラで使われていた曲です。
さすがに・・・N響の演奏はコミカルではないですが。
コメディタイム、他のタイトルでもこの曲は使われていた気がします。
アニメ 青のオーケストラ4話で聞けます。
アマプラで観れるよ→青のオーケストラ
パッヘルベル/カノン
素敵な曲ですよね。
過去に何回も聞いたことがありますが、ヴァイオリン1本でこんなにも素敵な音色だと思うことがなかったのです。
今まで。
今回、青のオーケストラ主人公、青野一役のヴァイオリン演奏をしていらっしゃる、東亮汰さんの演奏に感動してしまい、チケットをとってしまったのですよね。
一音一音愛おしく丁寧に奏でていて、そして重く、和音がとても美しくて。
あぁ、ずっと聞いていたい響きでした。
カノンの印象は正直悪いです。
ブログ冒頭の【歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。】という名台詞を囁いてくれた渚カヲルくんがですね・・・と、アニメエヴァンゲリオンでこの曲がずっと流れていたのですよ。
20年もそんなシーンに捕らわれていた印象を取り払う・・・そんな素敵な演奏でした。
今回のオーケストラでは少しアレンジが入っていたので、独奏で聞きたかった・・・というのが本音です。
アニメ 青のオーケストラ2話で聞けます。
アマプラで観れるよ→青のオーケストラ
ヴィヴァルディ/「四季」から「春」第1楽章、「夏」第3楽章
大人数の演奏かなと思っていたら、10人前後の演奏でした。
なんとなく、コミックの印象を踏襲するような感じでした。
この曲はとても華やかな曲だから、よく耳にする曲ではあるかと思います。
TVCMでも聞いたことがありますよね。
調べてみたら、食品や新製品としての広告に使われているようです。
自分は・・・中学の音楽の曲当て試験で出てきた印象がとても強く・・・この曲だけは特徴ありすぎて間違えることはなかったです。
アニメ 青のオーケストラ5話で聞けます。
アマプラで観れるよ→青のオーケストラ
ビゼー/歌劇「カルメン」前奏曲
この曲もCMでよく使われている曲のひとつですよね。
あと、クイズ番組でも使われていたかな?
子どもも不思議と知ってて、口ずさんでいるのでなんでか聞いてみたら・・・
YouTubeのマイクラで流れていた
あぁ・・・有名曲はどこでも流れるものなんですね。
ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調「新世界から」
「新世界から」
仄暗いアニメ「新世界より」のタイトル由来にもなりましたよね。
そのアニメでも、ドヴォルザークのこの楽曲が何度も流れました。
だから耳慣れ・・・というわけではありませんが、第1番だったり、第9番だったり・・・
第2楽章の『遠き山に日は落ちて』は、有名だと思いますが、交響曲の中のひとつだってこと、みなさま知っていましたか?
知ってはいましたが・・・演奏会に行っても、有名な楽章だけを聞いていたので、今回のように通して聞くことはありませんでした。
あ、こんなにこのフレーズがここでも使われていたのか・・・と、驚くことがありました。
とてもいい経験でした。
ここで聞かなかったら、こんなに長い交響曲と言うことを知らないままでしたから。
ただ・・・自分は汽車が走るイメージというよりも、山を登り切った後、見渡せる世界が広がった爽快感を感じましたけどね。
N響×青のオーケストラ 実は休憩時間にアニメ放送してくれました!
ちょうど本放送の日曜日のオーケストラだったのです。
と思っていたら、トイレ休憩時間がなんとテレビ放送!
まさかのコンサートホールでアニメ5話を見るなんて!
それも、ビバルディ!ビバルディですよ!
ご本人(東亮汰さん)の演奏を聴いた後に、またご本人(東亮汰さん)の演奏です!
さすがに、音響良い!
もう、ドキドキしながら見てしまいました。
N響×青のオーケストラ 演奏を聞いて一週間後
実際のところ、子どもは3曲目ごろからウトウトしていて・・・。
まんまと椅子で寝だしてしまったわけで。
もちろん、何回か起こしましたけどね。
最後になって起きてきましたが・・・。
それだけ心地よい演奏だった・・・と、言うしかないです。
そんな子どもではありましたが、どうやら興味を持ってくれたらしく。
一緒にアニメを見てくれています。
音楽は生きる上で必要ないものかもしれませんが、人生を彩る上ではとても重要な音色を奏でてくれることがある。
自分はそう思っています。
自ら演奏することはなくとも、世界中の人と繋がれるツールのひとつとして、これからも音楽を身近にすることを育んでいけたらよいな!
と、願います。
とにかく、今回、結果的に寝てしまっていたとはいえ、子どもと一緒に演奏を聴けて良かったです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
TwitterからみるN響×青のオーケストラ
今はTwitter経由で当日の裏話も配信されていることもあり、ただ行っただけで終わることがないですね。
自分も時間があればみてしまうTwitter。
そんな中からの個人的なコメント。
青のオーケストラ主人公、青野一役のヴァイオリン演奏をしていらっしゃる、東亮汰さん。
カノン、四季と演奏されて・・・てっきりお帰りになってしまったのかと思ったんですね。
最後の新世界からは指揮者の秋山さんがメインでしたので。
まさか・・・N響に混ざって演奏されているとは!
末席とはいえ、上から見ていましたが流石に髪型に特徴がないと・・・わからないです!
一部の方は、ファーストからセカンドに異動していることはわかりました。
あぁ、こうやった視点からみる演奏も楽しいですね。
東亮汰さんのTwitterからも、当日の緊張感と思いがけないハプニング。
青オケに参加されていることを、とても楽しまれているように感じ、その手で奏でる曲だけでなく、人柄も素敵な方と感じております。
長く長く演奏家として活躍して頂きたいです。
実は購入してしまった・・・【東 亮汰 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022】
知らない曲ばかりだけど・・・買ってしまった・・・。
で、再認識してしまったことがひとつ。
やっぱり、ヴァイオリン苦手だった・・・。
オーケストラで聞いている分には全く気にならないのですが、ヴァイオリンって感情にダイレクトに突き刺さるのが苦手で。
華やかな曲ならばよいのですが、悲壮感を奏でるメロディだと、心にさざ波が立ってくる。
まだ、ピアノとの演奏だから聞いていられる面もあるのですが、弦だけの演奏だとナイーブな気持ちの時は聞いていられない。
・・・なぜ、ピアノが大丈夫なのかは、自分がピアノを演奏していたからかもしれませんが、ピアノは固定の音しか出ないから。
弦特有の音が、内臓を絡めて締め付けるような感覚を覚えるのですよね。
感情を表現するには、楽器の中で最上位だと思う。
それゆえに、受け止める器の気持ちが安定していないと、蜘蛛の糸が切れて落ちていくような感覚になる。
それだけ、東 亮汰さんの表現力が高い・・・ということでもありますが・・・。
ちょっとだけ・・・青のオーケストラ、主人公の気持ちがわかった気がします。
ヴァイオリンの音を聞くたびに、感情逆流しちゃうよな・・・。