保育園の時から、お金に触れさせる生活をさせてきました。
例えば、食べた食器をキッチンに運ぶ+歯磨きをする⇒1円。
そして貯めた小遣いで当時82円のアンパンマンチョコを購入したのは、楽しい思い出のひとつです。
保育園も卒業したので、少しステップアップさせました。
いわゆるユダヤ式お小遣い方法に変えたのです。
ワンオペ子育てウーマン
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ユダヤ式お小遣いとは?働いたら給金を頂くという考え。
簡単に言ってしまうと、
そういう小遣い制度です。
とはいえ、未成年ですし小学生ですから芸能世界で生きているのであれば、稼げることは可能かもしれません。
そこまで自分は要求しませんので、家族間においてのお金のやり取りにとどまります。
ここまではどのご家庭でも行われています。
会社の同僚も、食事時間の箸やコップの配膳を行うと5payという家庭内通貨を設定し、5payを払って1時間テレビを見れるという権利を子どもが行使できる仕組みを作っていました。
ユダヤ式はその先があります。
【1カ月の家賃を払うこと。】
そう、家庭内に生きるための経済的観念が盛り込まれているのです。
これは単純なことではないのです。
社会人になった時に戸惑わせないために、家賃、食費、電気水道代がかかることを伝える。
今は特に便利な世の中です。
自分が子どもの頃、水不足だと言われ蛇口をこまめに締めるようにしました。
最近はゲリラ豪雨で水が道路に溢れてしまい怖いという印象が強くなりました。
節水しましょうと言われても、子どもには意味が分かりません。
また、蛇口からの水にお金がかかっているということも、わかりません。
では、いつからわかるのか。
それは実家から離れて一人暮らしを始めた時ではないでしょうか?
実家暮らしと同じように水道代電気代を使い、想像よりもお金がかかってしまったという冷や汗を流さない為に、自分は親として教えておかなくてはならないと感じました。
自分も、いつ死ぬかわからないですし、一人になった時にどうすればよいのか迷わないために、今から伝えなくてはならないのです。
でも会話からだとリアリティがない。
よって、お小遣いの中から毎回徴収する金額を伝え、最低限の手伝いをするよう話すしかないのです。
我が家の子どもの小遣いルール。家賃と食費は頂きます。
現在、子どもには個人の部屋はありません。
だから家賃として払うことがないと思うかもしれません。
でも、便利な言葉がありますよね。
【共有費】です。
トイレも、風呂も、リビングも、ダイニングも・・・今は共有費にしています。
【食費】も一応頂いています。
【共有費】と【食費】代金を払うべく、最低の手伝いを毎月してもらいます。
この金額をクリアしないと、子どもが欲しいという玩具は買わないというのが最低のルールです。
子どもは積極的に手伝わないならば、手伝わなくてはいけないルールを作る。
残念な話で、子どもは積極的に手伝いをしません。
学校に行き、学童に行き、帰宅するのが19時・・・となると、そこから手伝うことは限られます。
それに早く寝かせないといけないので、親がやった方が早いという流れになってしまうことも多いのです。
子どもは勉強で、親は仕事で。
疲れている同士で、手伝う、手伝わないの強制的なやり取りをしても面白くはありません。
だから欲しいものがあると言われたとき、ヒトコト言うのです。
子どもは何も言い返せなくなります。
だって、自分が遊びたいことを我慢して、手伝うこと(労働)を行わない結果なのですから。
我が家の子どもの小遣いルール。家賃と食費、そのほかの金額設定。
さて、気になる家賃と食費含めたお手伝い金額設定。
このような内容になっています。
我が家の子どもの小遣いルール:最低限、家庭内で手伝わなくてはならないポイント。
先ほどからお伝えしている【共有費】と【食費】です。
まだ小学校に入ったばかりなので、金額的には抑えています。
毎年4月に改訂し、金額を徐々に増やしていく計画です。
項目名 | 設定金額(単位はポイント) |
---|---|
共有スペース代 | 200ポイント |
食事代 | 1,000ポイント |
我が家の子どもの小遣いルール:子どもが稼げる仕事リスト。
【共有費】と【食費】を稼ぐためのお手伝い(仕事)リストです。
毎日これらを行っていれば、結構な金額になると思いますが、相手はさぼり癖のある子どもです。
なるほど・・・と思ってみてください。
また、お手伝いをすると褒められるという流れは、子どものやる気を引き出す方法としても利用できます。
ADHDの子どもとの付き合い方の一つとして紹介されてもいます。
項目名 | 設定金額(単位はポイント) |
---|---|
トイレ掃除 | 10ポイント |
風呂掃除 | 30ポイント |
配膳手伝い | 10ポイント |
食器洗い | 20ポイント |
洗濯物たたみ(1枚単位) | 10ポイント |
掃除かけ | 20ポイント |
ゴミ出し | 5ポイント |
布団たたみ | 5ポイント |
布団しき | 5ポイント |
食事手伝い(刃物は使わない) | 100ポイント |
野菜売り | 5ポイント |
荷物運び | 30ポイント |
洗濯物干し(1枚単位) | 10ポイント |
洗濯物取り込み(1ハンガー単位) | 10ポイント |
勉強プリント(1枚単位) | 5ポイント |
面白い項目としては勉強でしょうか?
勉強すれば小遣いポイントがもらえるのですが、最後に自宅で勉強していたのは冬休み。
長期間の休みだと、テレビとゲームに時間を費やしてしまうので、そのほかの方法もあるよということで設定しています。
我が家の子どもの小遣いルール:日々の行動について考えるようにマイナス設定項目。
自分のやりたいことがどうしても我慢できない。
言う立場になるのも嫌なものです。
なので、言うことを減らして、小遣いからさらっと引いておくのです。
項目名 | 設定金額(単位はポイント) |
---|---|
ゲーム(30分単位) | 10ポイント |
テレビ(30分単位) | 10ポイント |
30分夜更かし | 10ポイント |
ママと遊ぶ(30分単位) | 10ポイント |
ポイントが少ないと思われるかもしれませんが、1時間で20ポイントなくなります。
映画1本みると、40ポイントなくなります。
毎日食事の手伝いをすれば貯金も出来ますが、19時に帰宅して夕食食べて、お風呂入るとだいたい22時で寝る時間ですからね。
平日、自分の楽しむ時間を減らさない限り、貯金なんてできない設定です。
【まとめ】我が家の子どもの小遣いルール。
親の手伝いをするのが当たり前と言われていましたが、今はその手伝いすら学校の宿題として出てくる時代です。
それだけ、親も忙しく子に構う時間がないのかもしれません。
自分は親が自営業であったため、掃除や食事の手伝いが【義務】とされていました。
でも、そこには自分の見たいテレビが見れないという犠牲も伴い、楽しんで手伝いを行ったという意識はありません。
将来困るからと言う考えがあってのことだと思いますが、昭和前半世代の人間は言葉が足りません。
実際、自分が困った立場に立たないと伝わらないことがいくつかありました。
ADHDの子は、毎日同じ行動をすることが苦手ですし、コツコツ勉強することも苦手です。
ADHDがない子どもも、大人もですが、他人に注意されるのは一般的に不快になりますし、ネガティブな言葉をかけられればイライラします。
それが普通です。
大人だって疲れ切ってしまったらさぼって、体を休めることに集中します。
子どもだって、同じです。
だから、1カ月のうちに手伝いたい日にがっつり手伝えばよいという、緩いルール設定にするのです。
今は時代も昭和、平成、令和と変わりました。
昭和の育て方がすべて正しいわけではありません。
手伝うことを自発的にできる工夫を考え、それを子どもと共に楽しむことが必要なのではないかと考えます。
小言をつい言ってしまう、そんな子育て環境に変化をもたらせますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
追伸:2021年1月は1,200ポイント以上の手伝いをしました。
稼いだポイントは、2020年7月にさぼって借金した650ポイントに充てさせていただきました。
なかなか・・・ゲームソフトを購入するポイントまで、貯まることはありませんな(笑)
(※1ポイント=1円にて換算しています)