ADHDとHSP

ADHDには何が良いのか?子どもの習い事を減らした件。

子どもの習い事をひとつ辞めることにしました。
即座に少年団から反対されましたが・・・

まぁ、人数いないとできない競技だしね、試合も出れないし。

実は子どもとは習い事関連において、9月頃から色々と問題が発生しています。
結論をいえば、彼の自由時間がないということが発端。

とはいえ、これが特殊家庭に起こることではなく。
どちらかというと、世情からいうと一般的に起こることなのです。


 

【自由時間がない】親も納得してしまう1週間スケジュール

子どもは小学校からそのまま学童に行きます。
学童では宿題のほかに、週3回程度、書写等の習い事が含まれます。

公立学童だと、宿題のほかは遊び・・・になるかと思います。
公立学童に入れていましたが、教員によるいじめにもあったので、昨年辞めて民間に変更しました。

月曜日から金曜日までにスケジュール

7時から8時 起床・着替え・朝食・支度
8時から8時30分 登校
8時30分から19時 小学校+学童(書写等習い事含む)
19時から21時 風呂
21時 夕食
21時30分から22時30分 自由時間
22時30分 就寝

親として、子どもに言われて気が付いたのですが・・・。
まるでサラリーマンと変わらないスケジュール。

フルタイムで働いている家庭はみんな同じようなスケジュールだと思います。
確かに、これでは自由時間が夜の1時間しかないですね。

土曜日のスケジュール

7時から8時 起床・着替え・朝食
8時から13時 自由時間
13時から16時30分 少年団の練習
16時30分から19時 自由時間
19時から21時 風呂
21時 夕食
21時30分から22時30分 自由時間
22時30分 就寝

土曜日は午前5時間、午後2時間だけ自由時間、平日よりも増えました。

日曜日のスケジュール

7時から8時 起床・着替え・朝食
8時から10時 自由時間
10時から13時30分 少年団の練習
13時30分から16時 自由時間
16時から19時 習い事A
19時から21時 風呂
21時 夕食
21時30分から22時30分 自由時間
22時30分 就寝

日曜日は午前2時間、午後2時間だけ自由時間、平日よりも増えました。

さらに少年団の試合が月に多いと3回試合があり、その日は自由時間は平日と同じ1時間程度。
これじゃ、自由時間がないと言われても理解できてしまいますよね。

とはいえ、学童の時間を短くすることもできないので、
習い事を辞めることにしました。

【自由時間を作ろう】習い事Aの時間帯を変更しよう

まず、習い事Aを辞めることにしました。
しかし、習い事の目的としていた部分まであと半年あることに気が付きます。
即日で辞めようとしていましたが、とりあえず、目的としていたところまで完遂してから辞めることにしました。

その時、教室担当者から出た言葉が、途中で寝ている時があったり、集中力がなくぼーっとしている時があるということ。
少年団の習い事で疲れているのが理解できているのですが・・・平日は学童がありますし、私も働いているのでリスケが出来ません。
ハードスケジュールになりますが、少年団の前に習い事Aをするよう変更しました。

これで少しは・・・子どもの心にも自由ができるのではないかと思ったのですが・・・。
自由時間を作ることが必要というわけではなかったように、そのうち思えてきたのです。

【自由時間を作ろう】少年団を辞めよう。これでは子どもがダメになる。

働いている大人もですが、疲れていると掃除や家事をさぼります。
それと同じような現象が、子どもには起きています。

疲れているのに、ゲームとYouTubeだけはできる。

良くない傾向ですよね。
根本的な原因は、少年団なのではないかと考えだしました。

疲れてもやりたいことがあるから早く寝ない。
でも、好きだから少年団は続けたい。
子どもの中でも葛藤はあったのだと思います。

なんでサッカーを続けたいのかと問い詰めても返事が出来なくなった子どもに、私は少年団を辞めさせることを告げました。

子どもにかかる形にならないプレッシャー(1)

子どもとの日常的な会話の中で、こんな言葉が出てきました。
『小学校に入る前から少年団に入っているけど、実際に教わったのは小学校に入ってからなのに・・・』

確かに、入団する子の父兄から毎回言われるのが、小学校に入る前から少年団に入っているから上手なんですねと言われるのです。
とりあえず、愛想笑いを浮かべていますが・・・まともに動けるようになったのは小学校入学して初めての秋を迎えたころです。
ようやく、ボールに追いつくようになったなぁ・・・と、感じるようになったので覚えています。

子どもに頑張ってもらおうと、声をかけるにしても困りました。

試合が終わるまで、走り続けなさい。

それしか話していないです。
だから、試合中に良いプレイをしてくれなんて話したことはないです。
ただ、最後まで走り抜け。

それがプレッシャーになるのか?
親が言ったことがプレッシャーになるとは想像難しいのですが、長く続けている=上手というのはプレッシャーになっているようです。

子どもにかかる形にならないプレッシャー(2)

長く続けている=学年キャプテン

これもプレッシャーになっているような気がしました。
道徳的な行いを、他のチームメイトの見本になるように・・・と、親からもプレッシャーを与えてしまったのも裏目に出てしまいました。

どうやら、キャプテンとして試合の時は他の子よりも頑張っていたようです。
足の擦り傷も増え、足が痛いということも多くなりました。
優秀な選手になるのと引き換えに、家では疲れたという我儘は増え、学校の宿題はやらないことが増えていく。

人生という長さで考えると、優秀選手になる=何もやらなくてよい ということを学ばせてはなりません。
むしろ、学年キャプテンというプレッシャーを解放させなくてはならないと考えました。

【自由時間を作ろう】辞めることを止められた。でも、辞めました。

子どものADHDっぷりは理解して頂いてはいました。
一定の運動が必要なのも理解していただいていたと思います。

  • 子どもが(少年団で外出していて)家にいない方が自分の時間が出来て良いのでは?
  • ゲームしていて不健康ではないですか?
  • 頑張っているのに、今、辞めない方が?
  • その年齢ならば、(宿題や家の手伝いをしないことは)普通ですよ?
  • どの子も親の言うことは聞かないものですよ?

でも、この病気の問題なところが自由を与えなくてはいけないということです。

一定の運動と、毎日同じスケジュールも必要とは書いてありましたが、ストレスフリーな生活も必要なのです。
学童も行っているので、細かく注意することなく生活していても【自由がない】と言われてしまうほど、子どもにとっては好きだからこそのプレッシャーを複数抱えていたのだと思います。
子どもからの何気ない言葉を聞いていたからこそ、こちらも判断できました。

それに・・・ね・・・
全てお返事しませんでしたが、

  • 子どもが(少年団で外出していて)家にいない方が自分の時間が出来て良いのでは?
    →隣にいても気にならないし、煩ければ別の部屋にいけばいい。
  • ゲームしていて不健康ではないですか?
    YouTubeを見てプログラミングしているので、早々不健康というイメージはない。
  • 頑張っているのに、今、辞めない方が?
    →頑張りすぎているから、平日疲れて動けなくなってしまっているのです。
  • その年齢ならば、(宿題や家の手伝いをしないことは)普通ですよ?
    →同じ年齢の時、植木の水やり雨戸・カーテン閉め食事の手伝い・配膳をしていた私はいったい何だったんですかね。
  • どの子も親の言うことは聞かないものですよ?
    →最後に責任取るのは父親ではなく母親ですよね、日本では。

頑張りすぎている子どもを止めるのは親の責任です。
試合に一定期間出させない、在籍していてもしばらく休むという方法もあったかと思います。
でも、子どもにかかるプレッシャーをリセットさせるには辞めさせるしか方法はなかったですね。

【辞めたあとに発生】噂も75日を信じよう

どうやら親経由で辞めることを知ったチームメイト達が、子どもに 辞めるなよぉ としつこく言ったそうです。
子ども本人が嫌いで辞めるわけではなく、今回は好きなのに親の権力で辞めさせたので、ストレスを感じたようです。
とはいえ、こちらも ごめんね というつもりもなく。

むしろ、休部という形をとっていたら、 いつ、練習に出てくるんだよ としつこく言われてしまう可能性があったと思います。
それを考えると、一度リセットという形をとれて良かったと思うことにします。

辞めると決めてから、子どもの表情が少し明るくなった気がします。
自由な時間が増えたというリラックス感からでしょうか。

相変わらずYouTubeとゲームのダブル使いですが、疲れたと言っていた時よりも話しかけてきます。
会話が成り立つので、精神状態が少しは落ち着いてきていると分析しています。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。